ねぎいりのだしまきたまごのはなし

堺サンの家には四角いフライパンがある。テフ何とか加工のちっさいやつ。はじめて堺サンちでオレが食べたのは朝ご飯で、そんときそのフライパンでネギのはいったダシ巻き玉子を作ってくれた。微妙に巻けてないダシ巻き。その微妙さがなんかすごくピンポイントでオレの心にキて、よくわかんないとこがキューっとしたの、すげーよく覚えてる。ネギを刻む音がすげーリズミカルだっただけにそのギャップが妙にグッときた。

ひさしぶりに朝ご飯にネギ入りのダシ巻きが並んで、それに箸をつけながら昔のことを思い出してた。昔っていってもそんな前じゃない、オレの一生モノだって信じてるレンアイの最初の頃の、話。